製造業アジャイル勉強会に参加した
11/15に開催された、製造業アジャイル勉強会に参加しました。
beyond-hardware-agile.connpass.com
「ユーザーと共創する本当に欲しかったサービス〜製造業がアジャイルを取り入れた事例〜」のセッションを聞いた後、OST(オープンスペーステクノロジー)をしました。
OSTとは
このスライドを参考にしてください speakerdeck.com
Official Sound Trackだと思ったなんて言えない・・・
セッション
株式会社HONDAの中で、現場の効率化のために便利なツールを作ることを1人で始め、今では10人チームで行っているという話でした。大企業というしがらみが多い中で、1人で始めてチームに成長できるのはとてもすごいことだと思います。内容が良かっただけでなく、
- 予算を削られる
- 反対にあう
- よくわからないところで怒られる
など、大企業あるあるのところどころに笑いをもたらすスライドがあり、面白く・興味深く最後まで聞くことができました。予算が削られても、最初は反対していた現場の方々がカイゼンチームの予算を工面してくれたのはとてもいい話でした。
OST
私は、「木こりのジレンマ」というテーマでオーナーをやりました。正直人が集まるかわかりませんでしたが、10人ほど集まっていただけました。最初は木こりのジレンマの解決法や、なぜ陥ってしまうのか、どう考えてこうなるのかを議論しました。その後、言える範囲の具体的な事例の解決策を考える会になりました。
研ぎ澄まされた斧は必要なのか
木こりのジレンマにおいては、斧を研ぐことがゴールになっています。研いで木を切るのですが、
- 研ぎ澄ました斧で早く切った後の時間で何をするのか(新たな木を切ることになる)
- 果たしてそのようになって楽しいのか
- コミュニケーションが必要なくなるのでは
といった、木こりのジレンマ拡張問題が発生したのが面白かったです。
OSTは20分ずつ3つありました。他の2つは「無駄とは何か」「ハードウェア/ソフトウェアが関連するアジャイルのうまい方法」でした。無駄とは何か、の内容でも、木こりのジレンマ拡張問題の話題は出ました。無駄をすべてなくしていいのか、無駄と無駄じゃないの境界は何かという議論でした。
ハードウェア/ソフトウェア~の話では、ハードウェアはモノがある分、試作が上がるまでソフトウェアは待たざるを得ないなど、ハードウェアとソフトウェアの開発スピードの差で困っているのを何とかする方法を話しました。何かいい方法があればよいのですが・・・・・・。
感想
自分自身も社長に直談判して改善を提案するというのをやりましたが、うまくいきませんでした。1人で始めて、協力者を増やしていくのが社内で何かを改善する方法だと改めて感じました。大企業だから、は言い訳になる例が一つ出ましたね。OSTは初めてやったのですが、同じ話題を話したいと思って集まっているので、発言がとても活発でした。他の回でもOSTは使えると感じたので、自分でも何かに使ってみようと思います。