ごまなつ Blog

楽しく働ける世界を目指して

EMFM Meetup#1 参加レポート

ゆのんさん・広木大地さんがパーソナリティを務めるEM(エンジニアリングマネージャー)のためのPodcast、EMFMの2万回再生記念(当日は、危うく3万回突破しそうだった)の公開収録イベント、EMFM Meetupに参加しましたので、感想を書こうと思います。

はじめに

私はEMではなく、中小メーカ勤務の新卒1年目です。将来はIT企業に転職して、マネジメントをやっていきたいと思っています。いわゆるPjMしか学生時代は知りませんでしたが、EM, PdMという役割を知って興味を持ち勉強しているところです。知らないことが多いため、日々勉強しています。適切に見積もることや仕事を割り振ることは技術を知っていないとできないため、技術の勉強も進めていこうと考えています。

内容

公開収録でのゲストは、メルカリのVPoEの方とCTOの方でした。メルカリの取り組みはもちろん、マネジメントをどう考えているかという個人の考えも聞くことができました。自分が興味を持った部分のメモを書き留めておきます。

メルカリがダイバーシティを目指す理由

ダイバーシティのため、外国人も積極的に採用している。いろんな価値観を持っているチームがいろんなことに取り組むと、チームの力で想定していたよりも良いものを作ることができる。また、新しいものを生み出すスピードも速くなる。エンジニア一人ひとりが個性を発揮することによって、勝手にプロダクトがよくなる組織を作ることができる。このような状況だと、マネジメントは難しくなるが、マネージャーは成果のためにみんなが一つになるために、新しいやり方を考えて見つけていく必要がある。一人一人のエンジニアが自由に発想してやっているが、会社にとって不利益にならない世界を目指す。自分で考えて決め、実行していくことがこれからのエンジニアに必要になっていく。好きなことをやらせて、データで会社に不利益か判断して続けるか決める仕組みが必要になる。

非エンジニアとのコミュニケーションに必要なこと

  • 意思決定に必要な情報を伝える
  • リスペクトする
  • Fact,Recommend,Willを持っていく
  • 普段から失礼にならない程度にコミュニケーションする

コミュニケーションのきっかけとして、山登りはいい。 山登り中と、後の温泉でディスカッションできる。さらに、運動後で新しい考えが出ることがある。

そのほか

‐ エンジニアは、技術志向の先にプロダクトをちゃんと見ているかが重要。技術は陳腐化するので、変化を受け入れられる人が強い - 入って2,3年目で自分をクビにできるほど仕事をなくせないと無能だと考えている(私はこれが一番の衝撃でした)

感想

EMという言葉を初めて聞いたとき何をする役割なのか全然わかりませんでしたが、EMFMを聞くことで少しずつ理解できていると思います。組織によって必要な行動は変わるし、不確実性と向き合う仕事なので難しい。しかし、エンジニアの成長を支援するなど、とても価値のあるものだしとても面白いものだと感じた。自分が必要なくなるほどチームを作り上げることはとても面白く、とても価値があることだと感じました。

最後に

EMFMは、エンジニアのマネジメントをする人が聞くと必ず学びがあるものだと思います。聞いたことがない方はぜひ聞いてみてください。じっくり考えながら聞くことは難しいですが、EMFM公式応援団(月額500円)に入れば文字起こしされた内容を見ることができます(現在1話のみ、順次拡充予定だそうです)。文字起こしした内容を見ることができるのは本当に嬉しいです。広木さんに話しかけて、「エンジニアリング組織論への招待」の本ににサインをいただけたのは嬉しかったです。緊張してうまく話せなかったのが心残りです......。f:id:gomana2:20190212211455j:plain