「聞き手を『前のめり』にさせる登壇技術を勉強する会」の参加レポート
3/12に開催された、エンジニアの登壇を応援する会による「聞き手を『前のめり』にさせる登壇技術を勉強する会」に参加してきました。今回は、登壇内容の設計から実際に話して伝えるところまで学ぶことができました。登壇なさった方は、ariakiさん、かっきーさん、KANEさん、てつのすけさんでした。イベントページに登壇スライドがあるので、ぜひ見てみてください。
登壇内容を設計しよう/ariakiさん
登壇をやろう!となった時に、資料がないと話すことができません。また、良い資料がないと良い登壇もできません。登壇時のテクニックも重要ですが、事前準備や内容の設計が重要だとわかりました。 私なりのキーワードは以下の通りです。
- 最も深い見識を伝えることが常に最適ではない!
- パーソナルブランディング、タグ付け
- ペルソナ設計
- 知らなかった、の割合は2~3割が良い
- 内容を聞いた後の行動を設計する
登壇初心者が語彙力を高める技術を学習したお話 / かっきーさん
登壇のためにいい資料を作っても、内容が伝わらなければ意味がありません。伝える力に語彙力があります。語彙力は言葉の調味料です。よって、語彙力のさしすせそがあります。語彙力のさしすせそを用いて、聴講者にイメージしてもらえる伝え方が分かりました。 私なりのキーワードは 以下の通りです。
- 語彙力は相手がイメージできる内容に言い換える力
- 数字は過去からの推移も示す
- 登壇は成長と自信をくれる
登壇における声の届け方 / KANEさん
内容が良くても、伝え方がうまくても、声が届かなければ意味がありません。声を風船に例えて、風船を届けるにはどうするのが良いのかという話でした。実際に参加者で声を出したため、楽しい雰囲気になりましたし、技術を使うと良くなるということが実感できました。声をうまく届けるための方法が分かりました。 私なりのキーワードは以下の通りです。
- 減衰と指向性
- 発表練習しないと身振り手振りまで行かない
- Podcastを配信しましょう!
研修講師が注意しているオープニングトークのデザイン / てつのすけさん
内容が良くて、伝え方がうまくて、声が届くなら、最初のつかみもうまくやりたいですよね。プレゼンの最初のつかみにあたる、オープニングトークについてのお話しでした。聴講者が手を上げるという動作によって参加している感と一体感がありました。参加者がプレゼンに参加してもらえるよう、心がけることや手法が分かりました。 私なりのキーワードは以下の通りです。
- 出会う絵
- 聴衆態度のスタート地点を考慮
- サプライズはされる相手の気持ちを考えて
- いいプレゼンとはエスコートである
出会う絵の意味はぜひスライドをご覧ください。
スポンサーLT
forkwell様
いろいろな勉強会をスポンサーしてくださるforkwellさんのLTです。forkwellの説明だけでなく、勉強会の趣旨に合わせた内容を盛り込んでいただけることがあり、大変ありがたいです。今回の内容はためになりました。今後、ぜひ使わせていただきます。
- 抑揚を文字の大きさでメモる
- 間をとるには同じスライドを複数枚作る
株式会社カサレアル様
今回場所を提供していただいたカサレアル様のLTです。カサレアルとは、スペイン語で「真の家」という意味だそうです。ロゴマークは家の形になっています。いろいろなプログラミング言語の研修を提供しており、すべて最新版に対応しているとのことです。
最後に
登壇の技術を準備、伝え方、発声、つかみの4要素から学ぶことができました。学んだことを生かしていければ、登壇内容をより良いものにできます。私もこれから登壇するときは聴講者のペルソナや自分が伝えたいことを設定して伝え方を考え、発表する際には発声に気を付けるとともに出会う絵に取り組むことができるようにしたいと思います。