ごまなつ Blog

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多くのボードゲームはなぜ4人用なのか

私の持論ではありますが、なぜ個人勝負のボードゲームが4人用なのか考えたことを書きます。

TL;DR

2人用だと万人受けしない、3人用だと一人勝ちする人が出る、5人以上用だとゲームが長くなりがち。4人用だと家族でやりやすいといった点もある(ヨーロッパの場合)

ボードゲームで勝つために必要なもの

ボードゲームで勝つために必要なものは、スキルと運です。スキルは、そのゲームのうまさです。運は、その状況に最適な効果を起こせることです。たいていのボードゲームは、勝つためにはスキルと運をどちらもバランスよくできると勝てるようになっています。たまに運だけで勝てることもあります。 人間は、運だけで勝つと、「スキル関係ないやん、運ゲー。つまらん」となりますし、スキルだけで勝つと「最初からスキル差あるから勝てん。つまらん」となります。 スキルだけで勝つボードゲームは将棋、チェス、囲碁などあります。これは面白いと思っている人もいますよね。いうなれば、スキルだけで勝つゲームを好むのはゲームを積極的にプレーする、ゲーム好きの上級者です。反対に、ゲームを積極的にプレーしない人は、スキル差があるから勝てない、運で勝てるゲームがやりたいとなって、運が絡むゲームを好みます。つまり、万人に受けるためには、勝つために運とスキル両方が必要にする必要があるのです。

2人用のゲーム

2人用のゲームは、スキル差が如実に表れがちです。また、運を絡めようとすると今度は運ゲーになりがちです。このバランスをとるのがとても難しく、スキルを求める上級者のみに受けるか、運を求める人のみに受けるかとなりがちなのです。2人用のゲームは心理戦が多いですね。これだと、スキル以外のものを求めるので面白いですよね。

3人用のゲーム

ボードゲームは勝つために他のプレイヤーの妨害をできるようになっている場合があります。このようなゲームの場合、A、B、Cの3人のプレイヤーがいたとします。Aがかなり調子よく勝っていたとします。このときBが妨害に入った時、Cは妨害が入らなくなりますよね。妨害に入るとその分自分の行動を制限することになるので、妨害に入ったほうが不利になります。しかし、妨害しないとAが勝ちますが妨害するとCが勝ちます。この状態がCにも当てはまります。また、BとCが協力してAの妨害に入った場合、Aは完全に勝てなくなります。よって、最初に勝っても最終的に勝てないし、妨害に入っても勝てないというゲームになりがちです。

4人用のゲーム

先ほど3人用のゲームで述べたとおり、ほかのプレイヤーを妨害できるゲームではA、B、C、DがいたとしてAがBの妨害に入りCがDの妨害に入るといった、妨害がうまく働きます。協力して妨害に入ろうとしても、他のプレイヤーが3人いるのでそれぞれのプレイヤーで立場が異なり妨害に入るか自分が利益を得るかで状況が移り変わっていくというのも面白いです。

あと、ボードゲームはドイツなどのヨーロッパ発祥です。ヨーロッパは白夜があったりかなり寒かったりと外出しにくい気候の時家にいます。その時、友人や家族とボードゲームをやる文化があります。4人だと家族や友人でちょうどいい人数というのもあるそうです。

5人以上用のゲーム

単純にゲームが長くなりがちです。ルールも複雑になりやすく、どちらかというとパーティーゲーム寄りになります。パーティーゲームだと人数が多いほうが楽しいです。

ボードゲームのルールの一番最初は、人数を集めることです。5人以上集めるの大変です。