「エンジニアのためのコーチング入門」参加レポート
6/11に開催された、「エンジニアのためのコーチング入門」に参加してきました。登壇資料はイベントページにすべて挙がっています。
導入スライド
以下は私のメモです。詳しくは登壇資料をご覧ください。理解が深まります。どのスライドも考えさせられるので、ぜひ読んでいただきたいです。
人と話すことが苦手な人の方が、コーチングは上手くなる / 三橋 新
- 自分がやれることは、経験によって増えるが、何でも屋になってしまうと他人の人生を生きることになり、承認欲求の限界が来る
- 全ての人の期待に応えることはできないので、一部の人に最高の価値を提供するマインドセットに変える
- 自分がやれることをそぎ落として、好きで得意で人のためになることにフォーカスすると誰でも、何者かになれる。自分の強みは、人に聞こう。
- 人生の目的は、言語化できていなくてもよい。イメージでもいい。あなたの目が死なないように
- 「コミュニケーションは上手に話さなくてはならない」は囚われ。コーチングは自分のことを話さなくていい
- コーチングは相手を主体とした協働作業。好奇心、問い、おうむ返し
- コーチングで一番大切なのは相手の可能性を信じること
1on1で使えるコーチングスキルの活かし方 / 谷内 真裕
- 1on1でありがちな囚われは、相手を自分が導かなければならないという考え
- 相手に話すと、自分にも響くが相手に焦点を当てる
- 隠しているつもりでも、ウソ・ごまかし・恐れが伝わってしまう。自分が完璧である必要はない
- 先に自分が相手を信じる
- 導入セッションをする。目的や話すこと、約束を文書化して事前に読んでもらう
- 1on1のスキルはいろいろあるが、すべては傾聴から始まる
- 傾聴の練習が大事
- 相手が発するエネルギーの強弱はとても重要
エンジニアリングマネージャー育成におけるコーチング / 安西 剛
- オーセンティックであることが重要。自分らしさを貫いていること。
- VUCAの時代では自分で答えに近いものを出すしかない。思い込みを手放す
- 自己認識。自分と向き合い、フィードバックを受け入れる
- 自分の弱さを認め、そんな自分をありのまま認めているか?
- 自分の弱さを他人に話せているか?
- 強いリーダーでいるよりオーセンティックである方が勇気が必要
- オーセンティックであると、覚悟・一貫性を持ち、学び続けることができる
- リーダー像の答えは人によって違い、絶対的なものは存在しない。思い込みを外し、探求し続ける。人間として成長し続ける
- オーセンティックであり、フィードバックをすることがエンジニアリングマネージャーに求められる
感想
まず、登壇者の皆さんは話し方がとてもうまかったです。聞き取れないことが一度もありませんでした。声が大きすぎず小さすぎず、速すぎず遅すぎず、ちょうどよかったです。 うまくいかないときに、どうしても手法のせいにしてしまうことはありがちだと思います。また、あり方が重要だと気づけていなかったこともあるあるだと思います。あり方についての情報が今までなかったですが、この会に参加することでとても多くのあり方のヒントを得ることができました。答えは人によって異なるしVUCAな時代で答えはわからないですが、ヒントを使って答えに近いものを見つけて実践していきたいと思います。